育児関係

仕事と育児に悩むパパへ。思い切って育児休業を取得してみましょう。

どうもド父ちゃんです。(@dotou0703)

今年、我が怒涛家では2人目が生まれます。今回は2人目の誕生に伴い今年は会社に育児休業の申請を行いました。

勤めている会社では男性の育児休業取得は別の事業所では実績がありました。しかし、ド父ちゃんの務める会社では初めての取得者となります。

今回は育児休業を取ろうと思った経緯とどのように会社に申請したのかについて書いていきます。

 

仕事と育児に悩むパパへ。思い切って育児休業を取得してみませんか。

まずは育児休業のきっかけから。

育児休業を取ろうと思ったきっかけ

仕事と育児に板挟みになったのが大きな原因です。

ド父ちゃんの勤める会社は月の中旬が繁忙になります。帰りが遅い時で20時から21時。

もっと遅い時で22時か午前様があります。それ以外は定時で帰宅できますが。

ただ仕事のピーク時にはド母ちゃんにワンオペ育児をさせてしまうこと。
いつもド母ちゃんに負担をかけていたことに罪悪感を感じておりました。

そのため仕事もなるべく早く帰宅できるように段取りを組んでいましたが、中々予定通りにことが進まない。

しかもミスが許されない仕事。

段々と家庭と仕事のストレスで板挟みになり、心がすり減っていきました。

 

普段の生活はこんな感じです。

 

2人目の妊娠

そんな中でわかった2人目の妊娠。

夫婦で喜びましたがそれと同時に一つに不安がありました。

それはこの状況の中で2人の育児ができるのかということ。さすがに2人の育児はド母ちゃんのキャパオーバー。

これはまずい。

どうにかしないといけいない。

そんな気持ちで毎日が過ぎていく日々でした。

 

そんな状況の中、深夜帰宅が続く

そんな状況の中、私の勤める業界の最大繁忙期がやってきました。

この時期は本当に定時に帰宅できない。深夜帰りが当たり前の状態です。

案の定、続く深夜帰宅。午前様帰り。

帰ってくると涙で泣きはらした顔の娘が玄関に出迎えにくる。
リビングに入るとつわりで苦しんでいるド母ちゃんの姿。

その光景を毎日見て自分の努力だけではどうにもできないと悟りました。

 

一度は退職することを決意したが

一度は退職を決意し、周囲の方に相談。

すると「育児休業の制度を利用してみれば。別の事業所では実績あるよ。

そうだ育児休業制度があった。まさに青天の霹靂。
そうなんです。完全に忘れていたんです。育児休業制度のこと。

社労士持っているそんなことに気づかないとは。

退職するというのは一時脇に置いて、育児休業を上司に申請しました。

 

育児休業制度とは

ここで育児休業制度のご紹介。

育児休業制度はよく誤解されている事があります。


・女性しか取れない
・休業期間中は給料が出ない
・社会保険が免除されるのは女性のみ
・仕事干されるのでは?

などなど

 

ド父ちゃんが社労士事務所に勤めていた時から上記のような誤った考えをお持ちの方が多かったように思います。

ですので育児休業制度について簡単ではありますがここで解説させていただきます。

 

女性しか取れないわけではない

労働者は、その養育する 1 歳に満たない子について、その事業主に申し出ることにより育児休業する事ができる。

条文により抜粋

条文の最初に労働者はと書いてあります。ここでいう労働者は働いている全ての方が対象です。

つまり男女関係なし。

1歳に満たない子を持つ親なら誰でも申請可能です。

 

休業期間中は給与が出ない!?

基本的には無給です。無給にするのは違法ではありません。

労働基準法にはノー・ワーク・ノーペイという原則的な考えがあります。簡単にいうと「働いていないなら給与なしだよ」という考えです。

「給与がない。生活どうすんだよ」と思った方もいらっしゃるかと思います。安心してください。確かに企業からのお給与は出ませんが、雇用保険から育児休業給付金が支給されます。

給付金は非課税で支払われる金額で支給されている給与の60%です。(計算方法により金額が変わりますがイメージでいうと大体これぐらいです。)

企業によって給与は補償するというとこもありますね。有名なのが積水ハウス。1ヶ月は給与を補償するみたいです。

ここらへんは企業に規則や考えによります。

 

社会保険の免除について

育児休業に伴う社会保険料の免除は女性、男性問わず適用されます。ですので育児休業期間中は社会保険料が免除されます。

女性だけと間違われるのは、おそらく産前産後期間に伴う社会保険料の免除があるからだと思います。

こちらは女性のみです。なぜなら産前産後という期間があるのは女性のみだからです。

育児期間中は男性も女性も関係なく適用されるので安心してください。

 

仕事干されるのでは?

法律では休職前の職場に戻り、仕事をさせることとしています。

そして復帰後、


・休職したからといって故意に仕事をさせない。
・他の従業員と明らかに差別的な取り扱いをする。

などのハラスメントを禁止しています。された場合は法律に基づいて処罰されます。

注意

ただしボーナスや昇級の査定期間に休職した場合、その期間に査定すべき実績がありませんので減額や昇級なしはあります。ここは会社の規定に左右されますので一度確認された方が良いです。

 

注意

ただ育児休業制度を利用するにあたっては場合によっては申請できない事があります。


労使協定などで勤続が1年以上と決められいるのに勤続が1年未満の場合
期間の定めるの契約の労働者

この条件の場合会社との交渉や規則と照らし合せて確認する必要があります。

ですので会社の規則は絶対に確認してください。

 

育児休業制度の詳しい概要は厚生労働省のサイトに詳しく掲載されています。

会社の規則と照らし合わせて確認しとくと会社との交渉がスムーズいきます。
ですので申請する前に必ず目を通しておいてください。

厚生労働省のホームページ

 

会社への申請までとるべき戦略

会社へ育児休業制度の申請するまでにやったことがあります。

それはまず頭の中の考えをまとめて今後の戦略を取るようにしました

ただ闇雲に「育児休業制度利用します。あとはよろしく。そちらで考えて」では会社が困ります。ですので取得した後のことも含めてどうするのか。はっきりする必要があります。

自分の考えやこれからの行動について考えるにあたって大変参考になった書籍があります。

それはこれです。

この書籍は目の前の問題を浮き彫りにし、その問題の解決する方法を紹介してくれている本です。

やったことは次の通り

step
1
分解の木を用いて問題を洗い出しをする

分解の木を用いて、「定時で帰れ、育児に専念できる方法」という課題を決め、取れる手段を書き出しました。

出てきた中で現実的な方法のみを残しました。

step
2
洗い出した問題について仮説の木を使用し仮説を立てる

出てきた手段につて仮説を立て、効果的な方法を3つに絞りました。

step
3
課題分析シートに落としこむ

出てきた手段を課題分析(課題、仮説、根拠、分析、作業、情報源)シートに転記し、項目ごとに内容を確認していきました。

そして最終的にでた手段は

・育児休業制度を利用する。(法的根拠をもとに確実に休職できるため)

・時短勤務の申請(時短勤務の規則があり、規則を利用して業務の削減ができる)

・定時上がれる業務を依頼する(会社との交渉となり、実現できない可能性あり)

・退職し、定時で上がれる企業に転職(これは完全に賭けなので協力やりたくない)

以上となりました。

 

まずは人総に確認をとった

まずは、人総に育児休業制度と時短勤務の制度について確認。

必要な書類や手続きの確認を行いました。

まず確認したのは次の通り


・育児休業に当たって必要な書類。
・時短勤務で減額される給与額と賞与額
・部署替えは可能かどうか

 

部署替えを聞いたのは、もし定時での帰宅が実現できない場合に業務負担の少ない部署にいけるか確認するためです。

 

その後上司に相談

人総に確認した内容を自分なりにまとめ、上司に相談。

申請からの流れ、自分の持っている業務の量と引継ぎにかかる時間を説明し了承してもらったという感じです。

最終的にはこんな感じで決まりました。


・2ヶ月間で自分の業務を対象者に引き継ぐ
・出産予定日の月は業務自体はせず、皆のサポートに回る。
・復帰後は定時で帰れる業務を渡す
・繁忙期の業務は少ない量をこなして、時間が余れば皆のサポートへ

意外とすんなりと決まったのでよかったです。

その時に喜びのツイートがこちら

すんなり決まったのは、一連の流れを考えて実行したからだと思います。

 

まとめ

男性の育児休業はまだあまり認知されていませんが、徐々に社会に浸透してきています。

男性が育児と仕事に悩みノイローゼに陥ることがある聞いたことがあります。育児と仕事で頭の中が一杯になり、どうしたら良いか悩んでいるなら迷わず、育児休業を会社に申請すべきです。

頭の中で考えているといつの間にか悩み代わり、あとで取り返しのつかないことになりかねません。

実際ド父ちゃんもそうでした。

かなり悩み、最終的にはもう辞めるしかないと思いました。

それぐらい追い詰められていましたから。

追い詰められるくらいなら一歩踏み出して、勇気を持って申請してみましょう。きっと状況が良い方に代わりますよ。

 

余談

保育園に子供を預けている家庭の場合、気になるのは「両親共に休みを取得したら追い出されるのでは」ということだと思います。

ただド父ちゃんが市に確認をしたところ、必要な書類を園を通じて市に提出すれば問題ないとの事でした。

私が住んでいる市限定の対応なのかはわかりません。気になる方は一度確認してみてください。

おそらく2人休職したからといって園を追い出されることはないと思います。

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